第4章:俺の声を聴け! 223:イーサの癇癪 サトシに会いたい。『イーサ、おいで!俺がたくさん可愛がってやるよ! 会いたくて会いたくて仕方がない。会って今すぐ抱き締めたい。 それなのに――!『ダメです』『ええ、ダメですね。何を言ってるんですか。まったく』『お兄様?どこの国に、使者と一緒... 2023.03.08 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 222:チャリで来た! 『……キン?』 見慣れない天井。開け慣れない襖。傾斜の急な階段。ギシギシとうるさい家。静かで広い“セカイノハザマ”みたいな座敷。その外と内を分かつ縁側に立って居る俺。そんな俺を見て大きく手を振ってくる、山吹 金弥。『えっ?え、キン?なんで?... 2023.03.08 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 221:セカイノハザマ、ばあちゃん家 --------------------- パチリ。『っ!』 目が覚めた。 同時に視界に映り込んできたのは、見慣れない古い木造の天井だった。いつも見ている自分の部屋の天井と違って、木目がハッキリ浮かび上がる天井板。色は大分くすんでいる。古い... 2023.03.08 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 220:来客 --------だってさぁ。サトシがせーゆう目指すなら、オレも一緒に目指してたほうがさぁー。ずっとサトシと一緒に居られるじゃん?「っ!」 一瞬、金弥の声が聞こえた気がした。一緒に声優を目指そうと決めた、あの日の金弥の台詞を、声変わり後の低い... 2023.03.06 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 219:銃声 「……誰か、俺の声を聴いてくれよ」 ずっと、俺もそう思っていた。 今にも泣き出しそうなその声は、まさに“俺の声”だった。そして、それはずっと俺が腹の底に抱えてきた強い願いでもあった。「この人間は危険だ。ジェロームと同じ声?笑わせるな、こんな... 2023.03.06 第4章:俺の声を聴け!