第1章:俺の声は何!?

第1章:俺の声は何!?

4:こたえ合わせ

「お食事の皿を受け取りにまいりました」 すると、突然俺の背後から、静かな女性の声が聞こえてきた。透明感がある。けれど、抑揚のない声。振り返ってみてみると、そこには白いメイド服のようなモノを着た、美しい女性が立っていた。その輝くような金色の髪...
第1章:俺の声は何!?

3:仕事始め

-------------------------「ここが今日からお前の仕事場だ」「……はい」 一つの大きな扉の前まで案内されると、俺はただただ驚愕しながらその扉を見つめた。そんな俺の隣では、気だるそうな声で話す一人の背の高い男。「さっき言...
第1章:俺の声は何!?

2:頭でっかち

--------------------- 俺は、昔からそりゃあもう理屈っぽいヤツだった。 頭でっかちと言ってもいい。 キャラの声を初めて己の中に偶像する時、ともかく俺はキャラに関する情報を、集めるだけ集めた。外堀を埋め、じわじわとそのキャ...
第1章:俺の声は何!?

1:目覚め

腹の下に走っていたゾクリとした落下特有の嫌な感覚。そりゃあそうだろう。俺は実際に“落ちて”いた。それなのに――。「……っ!」 しかし、どうだろう。その感覚は、一瞬にしてなくなった。なくなった代わりに、次の瞬間、俺の顔には冷たい何かがぶっかけ...