番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議10:母性の行く先、二手に分かれし時 --------- ------- ---- 「ヴァイスー!今回の新作、めちゃ滾りましたーー!最高!!」 「えへへっ!臨場感があったでしょ?でしょ?」 「はいっ!まるで二人のベッドシーンを間近で覗いているような……そんな素敵な……壁になった...2022.06.04番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議
番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議9:暴走する母性 最早、耳朶だけではなく顔や、首筋、その他全部を真っ赤に色づかせて口にするウィズの姿に、俺はその瞬間、体中に一気にお花畑が咲き誇るのを感じた。 予想していなかったウィズからの、とんでもなく可愛い告白。 「うぃず、おいでっ!」 その可愛らし過...2022.06.04番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議
番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議8:可愛い、可愛い、俺の ボーっとする頭の片隅で、最近まで物凄く強く湧き上がっていた「うぃずのあかちゃんほしい!」が最上級にまで変化して、そして進化した。 ねぇ、赤ちゃんがダメなら、せめてウィズを産ませて。俺が一生懸命、かわいいかわいいって、お父さんがしてくれたみ...2022.06.04番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議
番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議7:赤ちゃんがダメなら、俺は―― 「んっ」 熱い、熱い。物凄く――体が、熱い! 「っは!」 「アウト。起きたか?」 「あ、れ……うぃず?」 どうしたの?と俺がベッドの上で身をよじろうとした時だった。 「あれれれ?」 俺の両手首がガッシリと縛られていた。 けれど、見たと...2022.06.04番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議
番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議6:他人の恋路を邪魔する奴は、 〇 その日、俺の兄さんはぶっ壊れていた。 「あぁぁぁぁあっ!なんでっ!なんでだよっ!あかちゃんほしいって言ったのに!ぜんぜんつくってくれないぃぃぃっ!」 酒場の扉が開かれた瞬間、物凄い濃い匂いと絶叫が、酒場中に響き渡った。この甘い匂いは...2022.06.04番外編3:アウトとウィズの赤ちゃん会議