第4章:俺の声を聴け! 237:裏切らなかったラスボスと、偉大なる王様の一部 〇「あ」 血は水よりも濃いって、本当に言い得て妙な言葉だと思う。「あ、貴方は」「あ、キミは」 すれ違う俺に向かって、全く同じような顔で声をかけて来たのは、薄い青色の髪を靡かせる宰相親子、カナニ様とマティックだった。「あぁ、サトシ。今からイー... 2023.04.06 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 236:泣き虫なお姫様と、お姫様みたいなメイド 〇 推してる声って、どこに居ても聞こえてくるモノだ。「ポルカ。貴方はこの部屋の掃除をお願い。国賓の方が泊まられる部屋だから、しっかりね」「はい、わかりました」「じゃあ、私は向こう見てくるから」 そんな二人のメイドの会話の直後、ベテラン風のメ... 2023.04.02 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 235:「みんな」になったエルフと、甘えん坊のタンタンちゃん 〇「うわぁ、大分遅くなっちまったなぁ」 夕刻。 シバとドージさんの店に長居をし過ぎた事もあり、繁華街から訓練場に到着する頃には完全に日が落ちていた。 城の脇にある、近衛兵達の広大な訓練場。そこは、兵士としての訓練など殆どしてこなかった俺にと... 2023.03.29 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 234:シバのお嫁さんと、ドージの新人研修マニュアル 〇「こんにちはー」「お、サトシじゃねぇか」「あぁ、来たのか」 俺はシフトの入っていないバイト先を尋ねるようなノリで、シバとドージさんの店の戸を叩いた。ここで働いたのは一度きりだったのに、なんだか通い慣れたバイト先の酒場のような気持ちになって... 2023.03.26 第4章:俺の声を聴け!
第4章:俺の声を聴け! 233:エーイチの眼鏡と、エイダのお茶の時間 --------------------- ゲームには、必ず終わりがある。 人生も、それは同じだ。 ただゲームと違い、現実世界に「セーブデータ」は存在しない。 時は巻いては戻せない。リトライなんか存在しない。「イーサの戴冠式は、明日か……」... 2023.03.26 第4章:俺の声を聴け!