番外編4:プラスママの恋人

番外編4:プラスママの恋人

5:サヨナラ!バイバイ!じゃあね!

『スルー、するーっ……!!』『んんっ、な、んっ。きょう、どした。おまえ、いつも、こんなこと、ぁぁっ!』 その日、俺はいつもの売春宿の借り宿で、粗末な服を脱ぎ捨てようと服に手をかけた。ヨルとする時もそうだったが、俺は裸が好きだ。まどろっこしい...
番外編4:プラスママの恋人

4:ベスト!泣いてもいいよ!

---------------------「…………」「ベスト?眠ってしまったのか?体があったかーく……いや、ちょっと熱いくらいだな」「……寝てなどいない」 プラスの首筋に顔を埋め、途中から何の反応も見せなくなったベストに、正直俺は我が子が...
番外編4:プラスママの恋人

3:うるさい!しゃべるな!

次の日、プラスはちょっとだけ眠たかったのです。なにせ、昨日からプラスは一睡もしていなかったのですから!『ヨルヨルヨール……ふぁあっ』『お前……』 プラスが、いつものように、また真夜中に教会を抜け出してあの場所で歌を歌っている時です。マヨナカ...
番外編4:プラスママの恋人

2:ベスト!癇癪はダメ!

----------------------「――分かったか?ベスト?」「……」 プラスの口から、酒も入っていない癖にツラツラと語られる“マヨナカ”という男の色事を含んだ話に、俺はとっさにベストの隣に腰かけていたウィズに慌てて声をかけた。「...
番外編4:プラスママの恋人

1:寂しくて情交!

だって、仕方がなかったんだ。ずっと、ずっと、寂しくて、会いたくて堪らなかった。『ヨル……』俺は、もうこの世界に居る筈のない相手の名前を、ソッと呼んだ。呼び続けた。歌に乗せて!『ヨルヨルヨルヨール』------ふふっ。そう、何度も言わずとも聞...