第2章:生酔い、本性違わず

第2章:生酔い、本性違わず

95:語り合い

〇「おーい、バイ。遅くなってごめーん」「…………」「バイ?」 パウの乳の入ったカップを両手に、俺は寒い階段を上って部屋へと戻った。 戻った瞬間「遅い!」とプンプン怒られる事を想像していた俺は、余りにも予想外に静かなバイの様子に虚を突かれた。...
第2章:生酔い、本性違わず

94:心の中のウィズ

〇--------いいか?アウト。空腹のまま急に酒を飲むな。悪酔いをするからな。飲む前に、野菜類を最初に摂っておくのが一番だが、それが難しい場合は……もう何でも良い。酒以外の水分を摂れ。あと、出来るだけアルコール度数の低い酒から飲むようにす...
第2章:生酔い、本性違わず

93:冬の少女

「あはっ!やっぱ死ぬほど狭っ!酔ってた事による記憶違いじゃなかった!」「ほら、さっさと入れよ。重いんだよ、荷物。ってかお前も持てよ!」「やーだね。俺、女の子の荷物しか持たない主義。野郎の荷物は勝手にどうぞ」「この野郎……」 俺は両手に酒とツ...
第2章:生酔い、本性違わず

92:妹と言う生き物

-------------------『おにーちゃん!おんぶ!』『えぇぇっ!?だから家に居ろって言っただろう!』 妹って可愛い。そう、僕が純粋に思ったのは最初だけだった。『おんぶ!おんぶして!』『もうぅぅぅ!』 今日、僕は“物語のお兄さん”...
第2章:生酔い、本性違わず

91:究極の二者択一

-------------------------「あんな酒一杯で酔いつぶれて悪酔いするようなお前が、なんで、そんなゼツラン酒の最高級酒ポルフペトラエアなんかを……!死にたいのか!?」「死にたくないから、アウト!お前の家で飲むんだよ!」 そ...