第2章:俺の声はどう?

第2章:俺の声はどう?

89:サトシのストレス

俺も、ビットみたいに自由になりたい。「なぁ、役立たず!俺はオメェなんて欠片も好みじゃねーからよぉ、オメェの穴には興味ねぇんだ。だからさぁ、」「……」もう、休憩中のエルフ達の視線は、完全に俺へと向けられていた。お前の役割は“コレだ”とでも言う...
第2章:俺の声はどう?

88:エーイチ先生の授業

------------------------ エーイチは、只者ではなかった。そして、俺は本当に只者だった。俺はいつもそうだ。 俺の価値って、一体どこにあるんだろう。--------サトシ、ビットやってー! なぁ、キン。教えてくれよ。  ...
第2章:俺の声はどう?

87:エーイチ、苦言を呈す

---------------------------- その瞬間、俺は耳を疑った。『え?俺達は、見てるだけ?』 そんな俺の問いに対し、隊長は何の抵抗も無く頷いてみせる。 それは、先程までの、“逃げたら首を絞め殺す”という脅しから一転して、...
第2章:俺の声はどう?

86:逃げずに喋るだけの簡単なお仕事です。

ナンス鉱山に来て一週間が経った。 今の所、俺の首は無事だし、絞め殺されてもいない。ついでに、まだどこの部隊も“大いなるマナの実り”は採掘できていないようだ。 そんな訳で、俺は今日も今日とて砂っぽい洞窟の中で目を覚ます。「くあ……」「おはよう...
第2章:俺の声はどう?

85:俺の望む主人公

突然、手渡された名前付きの首輪。 炭鉱に入った途端こんなモノを付けさせてくるとは、一体どういう事だろう。先程のテザー先輩の言葉もそうだったが、この炭鉱での、俺達“人間”の役割と、深い関係がありそうだ。「おら。サトシ・ナカモト。オメェもさっさ...