ランキング1位の小説家に推されている!

 

【あらすじ】

活字中毒の大学生・宮沢直樹(19)は小説投稿サイトに作品を投稿した。
だが、ランキングは底辺。感想欄も辛辣なコメントが並ぶ。

しかし、直樹の作品を異様なほど褒めてくれる読者が一人だけいた。

「しゅきしゅきしゅき!!! 先生、マジ神ィ!結婚して!」

気持ち悪いほど熱狂的なコメントを残す彼の正体は、直樹が憧れてやまない、小説界のカリスマ作家(ペンネーム・余生)だった。

余生の正体が、自身のバイト先である喫茶店に住む青年(16)であることを知っている直樹は、直接感想を伝えようとするが、彼はいつも塩対応で——

【カリスマ1位作家×ランキング最底辺の新人】

これは、底辺の新人作家が〝推し〟に推される、投稿小説サイトをテーマにした救済BL!

※この作品はフィクションです。実在するサイト、人物、作品などは一切関係……ありません!!!!

美形×平凡執着攻め大学生

 

プロローグ:冒頭に先の展開見せといて、時系列遡るパターンのヤツ
1:十代の頃、勢いで付けたペンネーム。あとから後悔しがち
2:あなたの知らない「投稿サイト」の世界
3:好きなものになりたくて、人生拗れていく
4:なぜ、好きなモノを語ろうとすると語彙が消えるのか
5:なぜ、好きなものほど隠したくなるのか
6:なぜ、WEB小説は軽視されがちなのか
7:人は好きなモノについて語りたい生き物である
8:文学にエアコンは必要か
9:あなたのWeb作家への「信用」はどこから?私は「毎日更新」「完結保証」から!
10:「作品は作品」と言えたら、どれだけ楽だったか
11:「有名税」は、誰に納める税金か
12:テスト前ほど、部屋の掃除をしてしまう〝あの現象〟に名前を付けよ
13:しゅき!正しくない日本語でしか、伝えられない気持ちがある
14:こうして、物語は冒頭に戻る——というパターンのお話
15:好きなモノは、同じ熱を持った相手にこそ
16:「お前」は「俺」じゃなかったのか
17:体験したことしか書けないなら、Web作家はみんな異世界転生してる
18:称賛はわたあめ、批判は火傷
19:感想が、他人のもので埋め尽くされる前に
20:筆を折る時、創作者が必ずやるべき「たった一つ」のこと
21:アンチコメントはなぜこうもパターン化されるのか
22:【ツク・ヨム】1位作家の憂鬱
23:【ツク・ヨム】1位作家の暴走
24:【ツク・ヨム】1位作家の後悔
25:なぜ私たちは〝黒歴史〟を消したくなるのか
26:Web作家に「死亡疑惑」が流れる時
27:作品より、作者が燃える時代
28:なぜ、人は恥を晒してまで書くのか
エピローグ:黒歴史はいつも誰の過去にも
あとがき