第3章:酒極まって、乱となる

第3章:酒極まって、乱となる

204:謎の跡

○「トウ、目が本気だったな。いや、ほんと怖すぎ」 そう、バイの額に口付けをしてやった後、俺は一旦、本当に部屋を出た。いや、なにせトウの目が本気で怖かったからだ。 しかも、『ちょっとお手洗いに行ってくるから』という俺の発言に対し、バイが『心配...
第3章:酒極まって、乱となる

203:悪魔の笑顔

『ここでいいだろ?』『ああ』 既に、夕日も沈みかけ大分と暗い。もう、秋も終わり。すぐそこには寒い、寒い冬が待っている。けれど、俺はその凍えるような寒い冬を、此処で過ごす事は、もう二度とない。『ほら、開けろよ。飲もう』『……』 それぞれに持っ...
第3章:酒極まって、乱となる

202:友からの誘い

-------------------------- 首都への帰還を、あと数日と控えたある日。 俺は町での最後の仕事だと、集会所に集まる町の代表者達を前に、自身の帰還とその後、この町を管理管轄するのが、ビロウである旨を伝えた。『今後、町の運...
第3章:酒極まって、乱となる

201:恐怖の乗り越え方

けれど、問題はその試験の内容だ。 多少予想はつくが、一応確認しておかなければならない。「筆記と実技。筆記はまぁ、あまり問題ない。座学で学べる事を一通りこなしておけば、どうにでもある。あとは実技だが……分隊として持っていた専門部隊から、小隊は...
第3章:酒極まって、乱となる

200:アボードの昇進試験

俺の目の前に、キラキラの星をたくさん抱え、そして、たくさん、たくさん、涙と言う星を零す人物の顔が現れた。「あ、あうと。い、い、生きてた……」「そりゃあ、生きてるよ」 その、俺のなんてことのない返しに、目からキラキラの星を大量に零す男。すなわ...