第4章:即時、一杯の酒

第4章:即時、一杯の酒

263:怒髪夜空を衝く

きみとぼくの冒険。第9巻 第2章 【おまえはだれだ!】 私はびっくりしました。 そりゃあ、びっくりしましたよ。 だって、部屋の向こうから、とんでもない声が聞こえてきたのですから! ----------王子様、待ってー!今度はこっちで遊ぼうよ...
第4章:即時、一杯の酒

<小話8>:楽しいアウトのマナの中

ツイッターお喋りまとめ 〇アウトのマナの中編〇 ----------------- ウィズ「……ここが、アウトの中か」 ヴァイス「お前がそんな風に感じ入ったように言うと、いやらしく聞こえるから止めてくれるかい?」 ウィズ「アウトから言われる...
第4章:即時、一杯の酒

262:扉が開かれる時

『イン、お待たせ。ごめんね。今、迎えに行くからね』 『え、ええ?誰?なに?え?開かない、開かないよ。この部屋は。だって鍵が……』  あぁ!どうすればいい!どうすればいい!  こちらでは少年がインの部屋へと向き直っている。そして、声を掛けられ...
第4章:即時、一杯の酒

261:あの部屋

『あれ?あれれ?』  ガチャガチャガチャ。  いくらドアノブを捻っても、扉が開く事はない。これは明らかに“内側”から鍵が掛けられている。そして、よく見ればドアノブには鍵穴まであるではないか!  なぜ、急にこんなモノが。あれ。ここは俺の中な筈...
第4章:即時、一杯の酒

260:真っ白な器

『インを見つけたら、すぐに元に戻すから』  俺は目をゆっくりと開きながら、この世界の皆に言い訳をする。きっと戻すのはインがやってくれる筈だ。その頃には、俺はもうマスターではないけれど、インもきっと上手にやれると思う。  だって、インはとって...